子どもの頃、体育の時間になると恥ずかしい事があった。
腹筋運動ができないのだ。
床に仰向けに寝て、膝を曲げて両手を頭の後ろに当てて行うあれである。
できないというのが、ただの一度もできないのだ。
頑張ろうとすると、足が床から離れてゴロンと後ろに倒れてしまう。
周りはみんな10回、20回とできるのに、自分は何度やっても後ろにゴロンを繰り返すのみなのだ。
みんな自分の事に必死だったのか、意外と自分が出来ない事には気づかず、この件で笑われたりした事はなかったのだが、どうしてただの一度も自分に出来ないのか、どうにも納得がいかなかった記憶がある。
というのも、自分はまあまあ運動神経は良かった(笑)
走るのも速かった。運動会ではいつも選抜リレー競技に出ていたし、走る事ではいつも1位か2位だった(スタートの要領が良かったのだが)ボールを投げても人より遠くまで飛んだし、腕相撲は、子どもの頃はかなり強かった。
それにだ!
体操選手が、吊り輪で脚を床に対して平行に真っ直ぐ伸ばして一時停止する、あれを自分は床の上でできた。
いまは、さすがに一時停止は無理だが、一瞬ならいまでもできるかもしれない。
そんな自分が、なぜあの運動だけはできないのか。
これは半世紀生きて来たいまでも大きな謎なのだ。
どなたか、説明して欲しい。
只一つ、謎を解くヒントになるような事を医者に言われた事がある。
中学3年生の時に、部活で腰をやられて、腰を曲げる度に電流が流れるような痛みがあり、トイレとか布団に入る度に激痛があるので、恐る恐る用心しながら過ごすという生活を強いられた時期があった。
その頃、自分を診断した医者が、レントゲン写真を見ながら、脊椎が1本多い。一種の奇形だね、と言った事を覚えている。そのときは、だから胴が長いのかと大いにウケたが、今思い出すと、これが影響しているとかは考えられないだろうか。どなたか専門家の意見が聞きたいものだ。
ちなみに、さきほどの腹筋運動だが、誰かに足元を押さえてもらえれば、なんとか20回近くはできると思う。
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